この夏の「日焼け」に関するアンケート調査~結果報告~
この夏の「日焼け」に関するアンケート調査~結果報告~
光老化啓発プロジェクト委員会および日本コスメティック協会は、
この夏の「日焼け」に関するアンケート調査を、共同で実施しました。
概要
方法
インターネット調査
調査期間
2019年11月1日~2019年11月14日
調査対象
光老化啓発プロジェクト委員会・日本コスメティック協会のホームページにて
アンケート実施の告知、
およびコスメティック協会会員へのメール配信により、アンケート協力を依頼しました。
有効回答者数
538名
そのアンケートの集計結果をご報告します。
※ なお、アンケートの各項目において年齢および性別、
取得資格による差は見られなかったため、合算して集計を行いました。
回答者属性
回答者の性別・年齢は以下の通りです。
性別 年齢
日本コスメティック協会の取得資格(複数取得含む)
日焼け状況
Q. 例年より肌が黒くなった、シミやそばかすが増えたと感じるなど、
この夏、日焼けをしたと感じますか?
例年より肌が黒くなった、シミやそばかすが増えたと感じるなど、
この夏に日焼けをしたと感じた人は55.6%、そうは思わなかった人は25.5%でした。
半数以上の人が、日焼けをしたと感じている結果となりました。
日焼け止め(サンスクリーン剤)使用の頻度場面
Q. 日焼け止め(サンスクリーン剤)は、どれくらいの頻度場面で使用しましたか?
日焼け止めを毎日使用しているもしくは、
天気に関係なく屋外に出る時に使用している人を合わせると、約70%でした。
日焼け止めの使い分け
Q. 日焼け止め(サンスクリーン剤)は、シーンによって使い分けていますか?
日焼け止めの種類をシーンによって使い分けている人は、262人でした。
常的に使用するものはSPF30程度で十分と言われていますが、
アンケートに回答した協会サイトの閲覧者および
コスメティック協会の認定する資格取得者など、
一般の人より日焼けについてある程度の知識を持っていると考えられる人は、
この点を意識して使用していると考えられます。
使用した日焼け止めのSPFおよびPAについて
Q. 使用した日焼け止め(サンスクリーン剤)のSPFおよびPAについて教えてください。
実際に、どのようなシーンでどのくらいのSPFおよびPAの日焼け止めを使用しているのか。
まずは屋内での日常生活です。
約40%の人が、屋内での日常生活では日焼け止めを使用していないという結果でした。
またここで使用している人に関しては、
SPF30~50、PA+++の日焼け止めを使用する人が多く、
シーンによって使い分けている人が多いことが解りました。
次は買い物に行く時などの、屋外での日常生活時に使用する日焼け止めについてです。
ここでは日焼け止めを使用していない人は約10%と、屋内での日常生活に比べ減少します。
またSPF50+、PA++++の強力な日焼け止めを使用している人が約40%と、
直接太陽光線を浴びる機会となる屋外では、
SPF、PAともに数値の高いものを使用する人が多いことが解りました。
最後に、屋外でスポーツなどのレジャーをする時に使用する日焼け止めについてです。
長時間強い日差しを浴び続ける屋外でのレジャー時は、
日焼け止めを使用していない人は大幅に減り約6%でした。
また使用する日焼け止めも、SPF50+、PA++++が60~70%を占め、
ここでもシーンによって使い分けている人が多いことが解りました。
なお、このSPFおよびPAの使い分けを、
日焼けの有無で見ると、下記のようになります。
日焼けを感じた人と感じなかった人では、
日焼け止めの使用方法に、あまり差がみられないという結果でした。
日焼け止めを使用していても、正しく使用されていない可能性があり、
・必要量(1cm2あたり2mg)を塗っていない
・塗りムラがある、塗り直しをしていない
ということが考えられるかもしれません。
日焼け止めを選ぶ基準
Q. 使用した日焼け止め(サンスクリーン剤)を選ぶ際に、重視した点を教えてください。
最後に日焼け止めを選ぶ際に重視しているものについてです。
こちらは複数回答で、重視しているもの全てを選んでいただきました。
シーンによって日焼け止め使い分けている人が多い結果からも解るよう、
実際に日焼け止めを選ぶ際に重視しているものは、やはりSPF値、PA値でした。
そのほか使用感を重視している人も多く、
日常的に使用するためには着け心地も重要であることが解りました。
なお生活シーンに適した数値が発表されています。
また、皮膚の健康研究機構が推奨している日焼け止めの選び方・使い方は下記です。
https://www.hikari-rouka.org/knowledge/sunscreen/
太陽光線を長時間・無防備に浴びると、しみ・しわ・たるみといった肌の光老化がおこり、
さらには皮膚がんを生じることもあります。
必要に応じてウオータープルーフを選ぶなどにも考慮し、
シーンにあった日焼け止めを日常的に適切に塗り、
日頃から十分な太陽光線対策を行うことが重要です。
以上が、今回実施したアンケートの日焼け止めに関する結果です。