「光老化」認知度調査 第16回(2024年7月) 第1報「認知度調査結果」
「光老化」認知度調査
「光老化」認知度調査に合わせて、日焼け対策やUV耐水性に関する詳細等の調査を行いました。
<調査の概要>
<結果>
1. 「光老化」の認知率
「光老化」という言葉を「知っている」「聞いたことがある」と回答したのは全体の17.9%でした。「光老化」の認知率は、ここ数年20%前後で推移し伸び悩んでいる状況です。
「光老化」認知率推移(2015年~2024年7月)
なお「光老化」の読み方については以下となり、正しい「ひかりろうか」の回答が32.7%と、間違った「こうろうか」と回答40.4%を下回る結果でした。
「光老化」読み方
2. 「光老化」および「SPF」「PA」の認知率
「SPF」の認知度は男女に違いがありました。女性では「知っている」「聞いたことがある」を合わせると66.0%でしたが男性では32.1%となり、女性の約半数でした。
「PA」も同様に「知っている」「聞いたことがある」との回答は女性52.0%、男性21.8%でした。
言葉の認知率
さらに「SPF」については、言葉の意味も伺いました。以下の5つの中より正しいと思うものを選んでいただいた結果、男性では「わからない」と回答した人が46.8%おり、意味を回答した人の中では「紫外線を何%カットしているかの指標」と回答した人が女性35.3%、男性35.9%でした。
「SPF」がUVBを防ぐ効果を示し、「赤くなる日焼け」が始まるまでの時間を何倍長くできるかを表した指数であることが知られていない状況です。
「SPF」の意味
1.紫外線により肌が「赤くなる日焼け」が始まるまでの時間を何倍長くできるかを表した指数
2.紫外線により肌の黒化が起こる(肌が黒くなる)までの時間を何倍長くできるかを表した指数
3.紫外線を何%カットしているかの指標
4.どれでもない
5.わからない
引き続き、紫外線がシミ・シワ・タルミなどの皮膚の老徴を引き起こす原因となることの周知、それを「光老化(ひかりろうか)」と呼ぶことの啓発が課題だと思われます。
<調査結果報告>
・第1報 「認知度調査結果」(本ページ)
・第2報 「日焼け対策調査結果」(近日公開)
・第3報 「日焼け止めのUV耐水性の表示」(近日公開)