「光老化」認知度調査 第8回(2020年6月)結果速報
「光老化」認知度調査(速報)
光老化啓発プロジェクト委員会では、2015年11月よりインターネットによる光老化関連の認知度調査を実施しております。今回はコロナウイルス感染症が紫外線対策に影響を与えているかの調査も併せて実施しました。
調査の概要
方法 | インターネット調査 |
調査期間 | 【第8回】2020年6月 |
調査方法 | インターネット調査 |
調査対象 | 16~60代まで各年代均等に抽出した312名(男性156名、女性156名) |
1. 約8割の方が「光老化」を認知していない
「意味を含めて知っている」と「聞いたことがある」の光老化を認識している人の割合は、直近4回の調査に対し変化はなく、8割近い方が「光老化」を認識していない状況です。
男性は全年代で認知が低い状態です。また男女ともに25歳未満の認知率が非常に低い結果でした。中高生や大学生への継続した啓発が認知率向上には重要だと思われます。
2. 新型コロナウイルス感染拡大の影響下における光老化対策について
マスクの着用は通勤・通学時、近所への買い物等において、男女ともに9割の方が着用しています。一方で紫外線対策としての日焼け止めの使用については、通勤・通学、近所への買い物等日常の生活において、男性は1割程度の方しか使用していませんでした。
女性では通勤・通学時では顔67.6%、首回り49.0%、腕や脚43.1%で、近所への買い物等では顔56.3%、首回り40.3%、腕や脚37.5%でした。今回の調査では外出時に「日焼け止め使用している」と回答した方は、女性で74.4%、男性で17.9%でしたが、男女ともに通勤・通学時では、その使用率は10%以上低下しました。マスクの着用により日焼け止めの使用率が低下したこと推測されます。また、女性では近所への買い物等ではさらに低下しています。マスクをして日焼け止めを顔に塗らない、そして他の部位への使用も怠ってしまうことが伺えました。
「マスクは紫外線を防いでくれるから日焼け止めは塗らなくても大丈夫」、「日焼け止めを塗ってマスクをするのが嫌だ」と思っている方が多いようです。マスクも衣類同様にUVをカットする効果は多少ありますが、マスクで紫外線を完全には防ぐことができません。マスクの隙間からも紫外線は侵入してきます。
さらにマスクと肌が触れる部分やマスクのひもで肌がこすれ、日焼け止めが取れやすくなります。このような状況ではまだらにな日焼を起こし、光老化も進行します。
3. マスクをしていても日焼け止めでしっかり光老化対策をしましょう。
● 日焼け止めは十分な量を“均一に塗りましょう。塗り残しが多い、額や鼻、耳など
凹凸のある部分は塗り残し・まだらになりやすいエリアですので注意が必要です。
● 日焼け止めを塗った後は、十分に肌になじみ、乾いてからマスクを着用するようにします。
● こまめな日焼け止めの塗り直しを心がけてください。特にマスクやマスクの紐で肌がこすれる部分は注意しましょう。
● 日焼け止めは使用シーンに応じて適切なSPF値、PA値のものを使いましょう。