第12回「光老化」認知度調査 日焼け止めを使い始めた時期は?
「光老化」認知度調査
「光老化」認知度調査に合あせて”日焼け止めを使い始めた時期”についてアンケートを行いました。
調査の概要
方法 | インターネット調査 |
調査期間 | 【第12回】2023年3-4月 |
調査方法 | インターネット調査 |
調査対象 | 16~60代まで各年代均等に抽出した312名(男性156名、女性156名) |
<結果>
1.「光老化」および「SPF」、「PA」の認知率
「光老化」という言葉を「知っている」「聞いたことがある」と回答したのは全体の20.6%でした。「光老化」の認知率は、ここ数年20%前半で推移し認知率が伸び悩んでいる状況です。
「SPF」の認知度は男女に違いがありました。女性では「知っている」「聞いたことがある」を合わせると70%を超えましたが、男性では24.3%でした。「PA」も同様に「知っている」「聞いたことがある」との回答は女性55.8%、男性24.4%でした。
2.サンスクリーン剤を使用する場面・使用しない理由
日焼け止めを使用する場面として「外出の時」「日差しが強い時」が上位となりました。一方で男性の56.4%は日焼け止めを使用しないとの回答でした。男性が日焼け止めを使用しない理由としては「面倒だから」が44.9%、「日焼けを気にしていない」が30.1%でした。男性の肌は紫外線の影響を受けやすいとの報告もあり、男性への啓発活動が必要です。
3.日焼け止めを使い始めた時期(年代別)
日焼け止めを使い始めた時期は、年代による違いが認められました。60歳以上では、男性の76.9%が全く使ったことが無いとの回答でした。女性は65.4%の方が社会人から使い始めたが最も多い回答でした。40・50代では男女とも社会人からが多いものの、女性では中学生(19.2%)、高校生(15.4%)、大学生(17.3%)との回答が増えていました。18歳未満の若い世代では、女性では全く使用したことが無いは0%で、男性でも小学生低学年から使い始め、全く使用したことが無いは36.4%でした。光老化対策への意識が高く早い段階から日焼け止めを使い始めていることが推察されました。
3.子供が「日焼け止め」を使用することに対する考え(使用した方が良い?悪い?)
男性の半数は自らがサンスクリーン剤を使用してないためか、 32.7%の方が使用しない方が良いとの回答でした。一方で、女性は使用しない方が良いと考える方は2.6%と少なく、保育園・幼稚園(4~5歳くらい)から使用すべきとの回答が最も多い(20.5%)結果でした。半数近く(46.8%)の女性は、1歳未満から保育園・幼稚園までの、未就学児からサンスクリーン剤を使用した方が良いと考えていることがわかりました。男性に対する啓発が課題と思われます。